★JUSNの目的と描きたい未来社会の生活像

さまざまな人々の健康増進と、個の違いを理解して支えあう楽しさを体験し、誰もが暮らしやすいユニバーサル社会実現に向けたユニバーサルスポーツという新しいスポーツ−ユニバーサルスポーツ−があります。JUSNは、このユニバーサルスポーツの普及とネットワーク化を目的に、鋭意活動を展開しています。 ユニバーサルスポーツの発展は、障害を持つ人や高齢の方々をはじめ、生活弱者と括(くく)られてしまう方々の基礎体力の増進と、生活自立力を高めることにつながります。また、ユニバーサルスポーツで「支えあいの楽しさ」を実感することで、地域生活の中での支えあいの重要性を感じ取ることができ、地域社会そのものが支えあいの社会になるための意識啓発になると考えられています。 超高齢社会を迎える日本社会は、「自助・共助・公助」のバランス再編が不可欠です。ユニバーサルスポーツの普及は、自助力・共助力を高めることに直結し、安心できる公的福祉の基礎作りにも役立ちます。 誰もが「自分らしく」「はつらつ」と暮らし続けられる社会の実現を、JUSNは望んでいます。



★JUSNの事業計画目標

@ユニバーサル駅伝の普及

■全国的な展開と、関東地域での密な連携
現在ユニバーサル駅伝は、大田区(JUSN)と新宿区(NPO法人コミュニケーション・スクエア21)の都内2箇所と、青森県青森市(スポルト青い海グループ)、大阪府堺市(フィットネス21事業団)の2箇所で行われています。 関東地域では、具体的な活動支援を含めて関東全県での開催実現を目指します。また、ユニバーサル駅伝のノウハウをパッケージにした形で全国に広げ、全国の主要都市5か所開催を目指します。また2013年東京国体同様に、2020年の東京オリンピックのデモンストレーション行事としての開催を目標に働きかけを進めます。

Aユニバーサルウォークの普及

■地域活性化をポイントに、地域オリジナルのスタイルを開発
「ゆっくり歩く」ことで地域の特性や季節感などを楽しみながら健康増進、さらにユニバーサルタウン化となる“まち”の創造、景観の改善につなげることを目的とした「ユニバーサルウォーク大会」を開催していきます。これを市民による「まちづくり活動」として、行政や、地域企業との連携などを重点課題とおいて活動します。

B新しい視点に立った障害者スポーツの支援

■「共助意識」定着と基盤づくり
ユニバーサルボウリングやユニバーサル三角ベースボールの練習会や大会を実施し、障害の有無にかかわらず一緒にプレイできる新たなルールや仕組みを研究し、地域の体育館などで誰もが気軽にスポーツを楽しめる新たなユニバーサルスポーツ文化を築き、共助の意識の定着を図ります。ブラインドサッカーやシッティングバレーボルの公開試合、教室を開催し、障害者スポーツの魅力をアピールし、応援する人々の層を増やします。(JUSNの理事や正会員にパラリンピック選手も在籍)。 また、ユニバーサルスポーツ文化を発展させていく上で、地域企業が貢献できる仕組みを設け、さまざまな人々が気軽に、外へ出て余暇を楽しめる機会を増やし、経済効果も高めていける基盤をつくります。

C青少年のユニバーサルスポーツサポーター養成事業

■ユニバーサルスポーツサポーター100万人計画
ユニバーサル駅伝をはじめ、さまざまなユニバーサルスポーツへ障害者と共に参加し、サポートできるスキルを持った人材「ユニバーサルスポーツサポーター」を育成するための資格制度を創設し、サポーターのスキル向上を図る資格認定事業を展開します。誰もが安心して、安全にユニバーサルスポーツに参加できるようにユニバーサルスポーツサポーターを100万人養成します。

Dユニバーサルスポーツのネットワーク化

■ユニバーサルスポーツとのハブステーションに
支えあう共生社会をめざした、全国で行われているスポーツイベントとのネットワークをつなげ、連携しながら新たなユニバーサルスポーツ文化を広げていきます。また、全都道府県のユニバーサルスポーツイベントを積極的に紹介します。 JUSNホームページ上で全国・世界に向けて活動を発信していき、全国のユニバーサルスポーツ団体や支援企業との連携を強化し、全国ネットワークマップづくりを推進します。